敦賀市木崎の産科・婦人科 井上クリニック|産科・婦人科・小児科

婦人科

婦人科について

婦人科外来

女性外来として内科的にも外科的にも、幼児からお年寄りまで幅広く対応できる科です。市立敦賀病院をはじめ、福井県立病院、福井県済生会病院、福井大学医学部附属病院、福井赤十字病院等の県内の主要病院と連携をとり、より患者さんにあった医療を提供いたします。

更年期外来

まずお困りの症状からはじめ、生活環境、家庭環境などにつきお話をよくきかせていただきます(カウンセリング)。そのうえでホルモン補充療法、漢方療法、プラセンタ療法などから、より患者さんにあった治療法を選択いたします。

不妊症外来

子宮卵管造影、精液検査などで明らかな不妊の原因がない方に対し、タイミング法、排卵誘発法、人工授精などの一般不妊治療を行います。
患者様とパートナーの方に治療計画を説明し同意を得た上で治療を行います。
必要に応じて生殖補助医療を実施できる医療機関をご紹介いたします。
当院で行う一般不妊治療は保険適用となります。

精液検査

精子数および精子機能を測定します。
費用(保険適用外):1回5,500円(税込み)

人工授精

事前処理によって洗浄・濃縮した精子を排卵のタイミングに合わせて直接子宮内に注入して、妊娠の可能性を高める治療法です。排卵誘発剤を使用した場合、多胎妊娠する可能性などがあります。
費用:保険適用

漢方

風邪、便秘、腰痛、肩こり、頭痛、更年期障害などさまざまな症状に対応できます。舌診、脈診、腹診など漢方特有の診察の後、あなたの症状にあった一剤を処方します。

子宮がん検診

子宮頸がん、体がん、卵巣がん検診を行います。当院は県より個別がん検診機関に指定されています。

費用(保険適用外):6,280円
※自治体の発行するクーポン券利用の場合、無料もしくは1,000円

がん検診については
こちら

子宮頸がん予防ワクチンの接種

発がん性ヒトパピローマウイルス(HPV)は性行為により感染します。感染は多くの場合一時的でウイルスは自然に排除されますが、感染した状態が長く続くと子宮頸がんを発症することがあります。子宮頸がん予防ワクチンは、発がん性HPVの感染を防ぐことが期待できます。子宮頸がんをワクチンと検診で予防しましよう。当院では、サーバリックスまたはガーダシルの接種を行っています。ぜひ、ご相談ください。

※十分な予防作用を得るためには、3回の接種が必要です。
サーバリックス:1回目、2回目(1回目の1カ月後)、3回目(1回目の6カ月後)
ガーダシル:1回目、2回目(1回目の2カ月後)、3回目(1回目の6カ月後)

予防接種については
こちら

婦人科手術

主として子宮筋腫、良性卵巣腫瘍など良性疾患の手術を行います。特に子宮筋腫、子宮脱に対する膣式手術に力を入れております。

母体保護手術

母体保護法に基づき、22週未満の中絶術を行います。術後の痛み、出血が起きる可能性などがあります。

費用(保険適用外):121,000円(税込み)
※週数により変わります

婦人科のQ&A

生理が最近不順なのですが・・・

生理の周期はストレスや体調の状態など、さまざまな原因で乱れるものです。特に10代の若い女性では卵巣機能を調節する働きが不安定なため、生理不順はよく見られます。また、20代の方でよくみられるのは、無理なダイエットや仕事などのストレスによる生理不順です。
40代後半には卵巣機能が低下して、いわゆる更年期の生理不順がよく見られます。いずれの場合でも、月経の出血が不定期に起こったり、長期に出血が続いたりすることがあるので、心配なときはいつでもご相談ください。

生理痛がひどいのですが・・・

生理痛は本当に困った悩みです。若い方の生理痛はほとんどがお薬で症状を抑えることできますが、子宮内膜症や子宮筋腫などの病気が隠れている場合がありますので、不安な方は受診して超音波(エコー)検査を受けるようにしてください。
性交の経験のない方には、おなかの上からの超音波検査を行いますので、恥ずかしがらずに受診しましょう。特に子宮や卵巣に異常のない場合は、痛み止めやホルモン剤を上手に使うことで生理痛がかなり楽になりますので、遠慮せずにご相談ください。
一方、お産を経験した方で30歳後半を過ぎてからの生理痛は、子宮筋腫や子宮内膜症の場合が多いので、ぜひご相談ください。

おりものが気になってしょうがないのですが・・・

生理のある女性は、ほとんどすべての方におりもの(帯下)ができます。このおりものは、排卵の時期に水っぽいものとなり、特に量が増えます。
嫌なにおいや、外陰部のかゆみなどを伴わない限りはあまり気にしなくても構いませんが、嫌なにおい、かゆみ、明らかにいつもと違うおりものがある場合は受診をお勧めします。
一方、閉経(生理がなくなる)すると、おりものは少なくなってきます。閉経後の方で、おりものがある場合は早めに受診してください。

最近、すぐイライラするようになったのですが・・・これって更年期障害?

40歳代後半から50歳代前半になると、卵巣の機能が低下して閉経へと至ります。
卵巣から出てくる女性ホルモン(エストロゲン)が少なくなってくると、ほてりやイライラ、肩こり、腰痛、不眠などいろいろな症状が出てきます。中には、30代後半からこのような症状が出てくる方がいらっしゃいますが、更年期障害かどうかは女性ホルモンの治療を行い、症状が治まるか否かで判断することになります。一般的には、生理が順調にきている方では、厳密な意味での更年期障害はありません。ただ、この時期には更年期障害と似た症状が出てくる方で、他の病気が隠れていることもあります。
不安なときはいつでもご相談ください。

結婚して2年以上たつのですが子供ができません・・・

結婚後、2年たっても子供ができない方もいらっしゃいます。子供を作るには、以下の点が大事になります。

  1. 定期的に排卵していること
  2. 元気な精子があること
  3. 卵子と精子が出会って、受精卵が子宮にたどり着くこと

以上の3点が大切です。妊娠を早期に目指したい場合は、女性だけでなく男性の方の協力が必要ですので、お二人で受診してください。男性の精液検査に必要な設備は当院でご準備させていただいておりますので、遠慮なくいらしてください。